北條俊正 選評

この日たまたまで撮れるわけがない作品。ISOも、ピントも、被写界深度も、シャッタースピードも、光のまわり具合も、被写体を見つめる眼差しも、何もかも。二木さんがファインダーをのぞき、感じてきた日々があって、今日この日、この時。呼吸するように作品する才能。お見事です。

北條俊正 選評

この写真コンテストを続けてきて、青春の疾走感を、これほどまでに見せてくれた作家は、いませんでした。亀山さんだけです。亀山さんの見つめる世界を、もっと知りたいです。

佐藤杏耶さん
北條俊正 選評

美しいものを眺めているだけでいることと、作品にすることの間には、果てしない距離がある。佐藤さんはその距離を知っている。彼女の美しさを作品に仕上げることに、佐藤さんは責任と使命を感じたはず。素晴らしい一枚です。受賞、おめでとうございます。

池田そらさん
北條俊正 選評

池田さんは光を見ている。祈る彼女にも、風に揺れる穂にも、街にも川面にも雲にも、光は時に逆光で入るし、時に直射、時に半逆光、屈折、反射、そして影……光は1シャッターごとに表情を変える。池田さんは光と影の秘密に気づいている。受賞おめでとうございます。

ヒヨリさん
北條俊正 選評

世界のはかなさをとらえる術をすでに手にしているヒヨリさんは、シャッターを切る前に、ファインダーをのぞく前に、カメラを手にする前に、まず作家としての哲学、美学がある。高校生で、ここまでの審美眼を養ってきたことは、驚愕である。雑誌やネット等、他人の作品も、たくさん見てきたことだろう。あなたがこれからの人生で、共鳴するクリエイターたちに出会い、より美学を深めていくことを、応援しています。

降旗真奈美
北條俊正 選評

降旗さんは、この時突然カメラを取り出し、シャッターを押したわけではないだろう。ずっと、被写体たる彼女たちを、静かに見つめていたのだろう。カメラは被写体を写す以上に、「被写体と撮影者の距離」を写し出す。「涙する彼女」以上に、「涙する彼女を見つめる降旗さん」を、カメラは写している。その、「被写体を静かに見つめる創作者の眼差し」に、共感します。

大平芽生
北條俊正 選評

青春は何も、「友情」「恋」「スポーツ」「元気」「ハツラツ」「ポカリ」「スウェット」だけではない。「言いようのない鬱屈感」「息苦しさ」「倦怠感」「推薦か一般か」「志望校のランク落とすか、このままいくか」「腹へった」「寝たい」「フテ寝したい」「一生寝る」なども、立派に青春だ。むしろそういう「どうしようもなさ」の方が、青春のメイン要素だろうとさえ思う。というようなことを、一枚の写真で見せてくる大平さんに、同感。

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